院長ブログ

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クリケット競技

クリケット競技

2023年11月28日

クリケット競技というスポーツを皆さんは知っていますか?

たぶん名前くらいは知っていると思います。我が国では野球ファンが多く、クリケット競技が野球の原型になっているスポーツだということを知っている人も大勢いると思います。しかし、ルールを知っている人は大変少ないし、更にはクリケット競技を実際に見たことのある人は極めて少ないと思います。日本での競技人口は4,000人程度(2023年)(比較:サッカー人口約92万人)と言われています。テレビ中継は全くありませんから、これは当然のことです。

日本ではクリケット競技はマイナースポーツですが、世界的にはバレーボール(5億人)、バスケットボール(4億5千万人)、卓球(3億人)についで競技人口の多いスポーツ(およそ3億人)なのです。イギリスで始まったスポーツで、かつて世界に広がった大英帝国の植民地であった国々でクリケット競技が盛んです。

ところで、このクリケット競技は広い平坦な芝生のコートが必要ですが、日本には正式なコートはあまりありません。正式な国際試合の行える競技場はほとんどないのですが、それが佐野市にあることをご存知でしょうか?旧田沼高校の跡地に立派なクリケット競技場が今から約10年前に完成しました。佐野市栃本町にあります。ここでは定期的に海外から多くのチームが集まり、正式な競技会が行われています。その他練習試合も頻繁に行われています。

このクリケット競技は2028年のロサンゼルスオリンピックで野球、ラクロスなどと共に追加競技として採用されることがこの10月に決まりました。日本からもきっと参加できるよう日本クリケット競技協会が様々な取り組みを行うことでしょう。我が国ではマイナーなスポーツですが、クリケットを楽しんでいる人々にとってはこのオリンピック競技への参加は競技人口を増やすのに追い風となっています。

佐野市においては、今、私たちの手に余る機会が広がっていると思います。クリケット競技を普及させ、佐野市の名前を全国に広めることができるのです。これは私たち市民一人ひとりの力で実現できる素晴らしい機会です。クリケット競技の普及に協力し、佐野市をクリケットの中心地として知らしめ、新たなスポーツの波を起こすことができます。クリケット競技は日本全体に新たなスポーツ文化をもたらす可能性があります。佐野市民として、私たちの街をクリケット競技の中心地として輝かせる手助けをしませんか?

実は、ここまで書いてきて、当院に息子さんがクリケット競技をしているという職員がいることを知りました。彼女は息子さんの練習試合を時々応援にいっているそうです。佐野市にはクリケット競技をよく知っている人が意外といるのかもしれません。日本クリケット競技協会の方々には佐野市の人々に大々的に声をかけ、核としてクリケットの人気を高め、日本全体に関心を広めていくという手段があると思います。佐野市民病院も今年、日本クリケット協会のサポーターになりました。一緒にこの素晴らしい機会をつかみ、佐野市をスポーツの新たな拠点として育てましょう。

                                                     

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