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新型コロナウィルス感染症対策 | 社会医療法人財団佐野メディカルセンター佐野市民病院

新型コロナウィルス感染症対策

2020年04月09日

2019年12月から新型コロナウィルス(COVID-19)が発生しました。中国・武漢では何千人という感染者が出て、死者が多数報告されました。その後、感染者の爆発的増大に伴い、テレビや新聞、インターネットでCOVID-19の情報は日増しに増えていっています。

当院では2月17日に臨時院内感染対策委員会を開催し、COVID-19感染症対策を話し合い、将来に向けての病院の方針を決めました。COVID-19は発熱、咳などが主症状であり、このような患者さんは毎日のように病院を受診します。「発熱患者さんは診療しません」と宣言した病院もありましたが、佐野市民病院は、十分な備えをして、そのような発熱、咳患者さんをしっかりと診療することにしました。

現在の佐野市民病院の診療方針です。

当院ではCOVID-19患者さんの診療を行いません。一般疾患の患者さんを継続して診療してまいります。しかし、発熱、咳嗽(がいそう:咳)などの症状を有する患者さんの中にCOVID-19のPCR検査で陰性でも実際には“COVID-19”患者である可能性があります。また、骨折の患者さんがCOVID-19に感染していることも起こりえます。COVID-19感染者が紛れ込む可能性は考えておかなくてはなりません。そこで将来に向けて感染症患者専用の病棟が必要になる可能性を考慮した病棟の再編を行いました。

私たちはCOVID-19を持ち込まないために、全職員に対して、毎朝登院前に体温を測定し、発熱者には出勤を控えてもらうようにしました。体調不良者にも出勤を控えてもらうよう依頼しました。今後当分の間、感染者の多発している東京への外出を控えてもらい、不要不急の外出は避け、セミナーや会合への出席を見合わせてもらいます。

更に、申し訳ありませんが、入院患者さんへの面会について、当分の間、原則として面会禁止としました。外来診療については発熱患者さんの診療は行いますが、熱のない患者さんと接触しないように、隔離された診察室で診療に当たることとしました。

当院でできることはこれからも今まで同様行います。ただ、COVID-19の感染は更に拡大していくことを考えなくてはなりません。当院でも診療を要請される事態に至るかもしれません。時々刻々と変化する状況の中で、病院機能が停止しないよう、最善の対応を行う努力を惜しまないつもりでいます。ご理解、ご支援をお願い申し上げます。

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