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東京オリンピック2020

東京オリンピック2020

2021年08月26日

新型コロナ禍の中、予定よりちょうど1年遅れで2021年7月23日東京オリンピック2020が始まった。昭和39年(1964年)以来2度目の我が国で開催されるオリンピックである。令和元年(2019年)夏にオリンピックの観戦券(入場券)が予約発売開始されると、スポーツ観戦が好きな私は開会式を初め、テニス、ゴルフ、柔道、バスケットボールなど数種目の抽選申し込みをいくつも行った。しかし抽選結果はすべて落選だった。全部当たったら相当の出費になることが気になっていたが全くの杞憂であった。その直後高校時代の友人たちとゴルフをした時に、一人が男子ゴルフの最終日のチケットが当たったという。彼から「何かの縁なのでこの4人で観戦しよう」という申し出があった。皆よろこび、期待していたが、翌年新型コロナウィルス蔓延で1年延期となり、無慈悲にも無観客開催となってしまった。

オリンピックはすべてテレビ観戦である。男子ゴルフでは日本代表の松山秀樹選手が最終日最終組で回り、7人のプレーオフで惜しくも4位に終わった。女子では稲見萌寧選手が最終日好スコアをマークして銀メダルプレーオフに臨み、1ゲーム目で勝利した。霞が関カントリーでは数回しかプレイしたことがなく、コースの詳細は全くおぼえていなかったが、テレビがほとんどのコースを何回も映してくれて頭に刻み込んだ。近いうちにコースを回って見たくなった。

柔道やレスリング、ウェイトリフティングをテレビで観ていて気が付いたのはあたかも自分が戦っているように肩に力が入っていることだった。ジャコモ・リッツォラッティーらが発見したミラー・ニューロンの働きで選手と同じ動きをしようと脳神経が働いているためだ。

その他水泳、スケートボード、空手、ハンドボール、陸上競技など盛りだくさんのスポーツをテレビで観戦した。スポーツ観戦浸けの10日あまりだった。金メダルを目指す選手たちは懸命に戦い、勝った瞬間、歓びを爆発させていた。勝負が決まるとアナウンサーも興奮し、声が高くなった。見ている私も勝ち負けとは関係なく大いに感動させてもらった。オリンピック開催については賛否両論あったが、とにかく非常事態宣言下の東京で開催された。無観客なのが残念であり、選手には気の毒だったが、仕方がなかった。アスリートの皆さんの中にはこれから練習を再開して3年後のパリ・オリンピックを目指す人がいるだろう。頑張ってほしい。

このように1年延期されたり、無観客で開催されたオリンピックはこれまでなかった。歴史に残る大会だった。近年、新しい感染症が度々生まれている。更に地球温暖化の時代である。今後、オリンピック開催時に何らかの災害に見舞われることがあるだろう。嫌な事を言う、という人もいるかもしれないが、そのような時代になってきた。今大会を開催し終えたことがIOCにはきっと良い経験になっているだろう。更に、多くの人々がオリンピックについて、スポーツについて種々考え、学んだのではないだろうか。いろんな意見を聞いてみたい。

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